2010年10月25日月曜日

LAモーターショーにて、

メルセデスが人力車をモチーフにしたEVを
「第7回デザインチャレンジ」に出品とのこと。


http://gazoo.com/NEWS/NewsDetail.aspx?NewsId=c1dc9a80-974e-451b-ba85-9b1a53873b6d


「電力車」の頭文字をとって「DRS」だそうです。
悔しいですけど、限界もあります。



2005年から人力車の研究をやってきて、
「RTV, Rickshaw-Type Vehicle」というコンセプトを
打ち出していたのはうちなんですけどね。



黒川基裕・高橋与志(2005)
「東南アジアの都市機能における人力車の役割」
第6回国際開発学会春季大会


とか、


黒川基裕(2006)
「途上国における人力車(シクロ・その他)の成立と
発展過程の都市交通機能からみた分析」
『IBS Annual Report』2006年号:63-68


とか、



黒川基裕(2007)
「途上国の都市交通におけるRTV(人力車型交通)の
役割と発展可能性」
『第18回国際開発学会報告論文集』


とかね。


途中から機密保持の問題とか、いろいろあって、
積極的にリリースできなかったからしょうがないのですが。
いろいろ事情があったんですよね。


2007年の学会では、
限界までスペック出したりしたんですけどね。

まあ、特許とか、意匠登録とか、
いろいろ考えていたんですけどね。
商品企画というのは、ものづくりの振り出しの工程なので、
研究成果のリリースなどとの兼ね合いが難しいです。


もう1度。悔しいけれど、限界もあります。


来年になったらEVのプロも立ち上がるかもしれないし、
この気持ちを忘れないようにしたいものです。