2011年12月31日土曜日

本年も大変お世話になりました。


今年は、引き合いの多かった1年でした。
すべてが具現化されたわけではないですが、
いくつかの新しいことが始まりました。

来年は、このきっかけを大切にしていくことが何よりも大切だと思っています。


日本もタイ国も不安定な1年でした。
悩みながらも、多くのことを学ぶべき時だと思います。
つらいことも多いですが、作業を進めていくしかありません。



2011年12月14日水曜日

下記の通り、B4の村上を中心にOB会を企画してくれています。
どうぞご参照ください。





第二回 黒川研究室OB会のお知らせ



最近は肌寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

今年度もOB会を開催することになりましたので、お忙しいとは存
じますが、万障繰り合わせの上、御出席下さいますようご連絡申
し上げます。

 

日時:2012121日(土)

時間:午後7時集合、午後7時30分より

場所:居酒屋 天

会費:3500円(飲み放題2時間付き)


 尚、お手数ではございますが、可能でしたら今年度末、遅くと
OB1週間前までに出席を下記連絡先までお知らせ下さい
ますようお願いいたします。

 また、連絡先を御存じのOBの方へ連絡していただけますよう
重ねてお願い申し上げます。
 

お問合せ・お申込み

担当:村上(B4

メール:obkuroken@gmail.com(開催日まで有効)




2011年12月13日火曜日

先日の月食を観察しました。






月を食らう。

2011年12月12日月曜日

在タイ生活も3年目に入っている08生の内山が、
下記メッセージを送ってくれました。

復興需要で忙しい時に、ありがとう。
着実にステップしている内山のパスは、
黒川研のロールモデルの「一つ」です。

他の分野で同じように頑張っている人の励みにもなるでしょうし、
就職活動がはじまったばかりのB3生には、とっておきのメッセージです。


そうそう、人生は一度きりですね。





サワッディーカ!
2009
年卒 内山です。
ご無沙汰しています。先輩方、同期、後輩、元気にしていますか。

現在、私はタイ国バンコックにあります日系メーカーに勤務し、
1
年半が経とうとしています。社会人になると月日の経過が早いですね…
業務内容としては、日本人セールスマンのサポート業務、
日本本社との業務やり取り、日本人顧客対応に加え、日系販促計画・活動等を
行っています。とにかく盛りだくさんです。
役割としてはローカルスタッフにはこなせないもしくは日本人が行う方が
効率が良い業務を補う、つまり日本語ができることが強みとなる業務を
担当しています。「海外で働くには外国語が完璧でないと無理なのでは?」
と思う人が多いと思いますが、そんなこともないです。勿論、
ローカルスタッフとコミュニケーションできる程度の語学力は必要ですが。
海外では日本語がネイティブな事が強みになるんです。

私は日本での社会人経験がないですし、業務は多種にわたる為、当初は
結構辛い思いもしました。なんせ、同年代がいない、身近に気軽に
相談できる先輩がいない、直属上司は40歳、社長と一緒に仕事を
しなければならない等々、私には少々ハードルの高いことだらけ。
それに加え、日本では考えつかない問題が発生するのもしばしば。
仕事には沢山のエネルギーを使います。でも、日本ではなかなか
経験できない事や簡単に任せてもらえないだろう仕事をやらせてもらうことが
でき、それはとても貴重な経験で自分のキャリアになると思います。

3年生はそろそろ就職活動の時期でしょうか。ドキドキしていますか。
世界は広いです。ぜひ、日本だけでなく、海外も視野に入れ色々考えて
もらえたらなと思います。

人生一度。

何でも相談にのるのでいつでも連絡いただけたらと思います。
それではまた!


内山美百季(うちやまみゆき)






内山さん、
来年はいよいよといった感じですね。
どのように展開しても、
これまでの経験は絶対に生かせるでしょう。
ちゃんとストーリーになっていると思いますよ。

あと、今日からM2の佐藤が現場に出ました。
なかなか面白い研究テーマを取り扱っており、
一日中ヤワラーでログをとっていると思います。

連絡あると思うので、面倒みてやってください。

2011年12月8日木曜日

今年最後の現場が今日で終わります。


6日早朝に到着して、そのまま工場行って、
7日も工場行って、本日8日の現場が終わったら、
そのまま深夜便で帰国です。






来年度に向けて、様々な専門家と深い議論ができたので
楽しかったです。


今回は、ローカル系を中心に回りましたが、
洪水の被害を受けていない地域に立地する工場は、
代替生産の引き合いで忙しそうでした。
とにかく、底堅さが目立ちます。






今回の技術メモ

外国人労働者比率
片手打ち
インフォーマルな改善成果の処理
ログの活用
小企業グループ
VAの定義

2011年11月30日水曜日

新潟にある事業創造大学院大学で、講義させていただきました。
同期の富山さんが働いている大学です。

多分、5年ぶりぐらいの新潟でした。
限りなく雪に近い小雨が、心を洗ってくれます。



「海外経済事情」というシリーズの1コマで「日・タイ経済関係」というタイトル。


タイ国のFDI 政策の変遷と
JTEPA のケースを用いてEPA 交渉の面白いところを話しました。

この話は、クリアランスが取れたら論文にしたいと思います。



それで、おもしろかったですか?









帰りには、聖地巡礼。

2011年11月26日土曜日

名古屋大学にて、
国際開発学会の全国大会でした。


「タイ国の産業デザイン分野における能力測定指標の開発」


を報告させていただきました。
クリエイティブ産業振興に関連する本年度の成果です。
教育や人材育成の専門家の方々からコメントをいただくことができ、
大変多くのヒントをいただきました。

ありがとうございました。

今回作成した指標をもとに、
来年度は実査やコンテストの実施に到達しなければなりません。



最近は、軽い気持ちで年が越せなくなってきました。



2011年11月21日月曜日

BOP プロで水問題に取り組んでいる
B4木村、B3丸山、長田が
リバースエンジニアリングのテスティングリポートを送ってくれたので、
下記のとおり掲載します。

黒川研は、これからも現地・現物でやっていきます。




こんにちは。B3の丸山です。
今回、BOP商品の研究として、
Seychelleとライフストローを、B3の僕と長田君、
B4の木村さん、黒川先生と実際に試してみました。


はじめに、Seychelleが届きましたので
実際に使用してみた感想を報告したいと思います。


こちらがSeychelle
商品名が、サバイバル携帯ボトル浄水器で価格は5000円。






中の浄化フィルターの大きさは8cmほどで
フィルターの原材料にはココナッツ活性炭を使用。
このフィルターが多くの有機物質の濾過の役割を果たしています。




商品の使用イメージは、携帯ボトルの中に水を入れ
容器を握り圧迫させることで浄水を出します。






実際に水道水を入れて商品を使用してみると、


1.想像以上に圧迫に力が必要

2.浄化され最初に出てくる水は透明ではない

3.使い始めには、ボトル内を水道水で洗浄しなければならない


上記が問題点として挙げられました。






左がSeychelle使用後の浄化水
右が普通の水道水





・におい
浄化水の方が無臭

・見た目
どちらも透明

・味
浄化水の方が水道水に含まれる塩素が除去され
マイルドな味だと感じた。


*ちなみに、この後黒川先生に水道水と浄化水の
利き水を行ったのですが、
先生は見事どちらが浄化水か正解されました
(==) やったね!







次に、グラウンドの土と水道水を混ぜた水を
Seychelleで浄化してみました





フィルターには多くの土や砂が付着していました。





どちらも泥水を浄化したものですが、
上記の写真のようにほぼ透明な水に浄化され
Seychelleの浄化能力の高さを目の当たりにしました。





・におい
泥水の泥臭さが除去されていた

・見た目
ほぼ透明で水道水と遜色ない

・味
勇気を出して飲んでみたのですが、
飲用として十分に飲めるレベル






では、次にLife Strawを使用した感想に移ります。

こんにちは。B3の長田です。

先ほどにもあったように、
BOP商品として有名な
ライフストローを実際に使用してみました。
使用した感触など、ざっくりとあげていきます。

↓これが実際の商品!





24cm程度と、思っていたより小さく軽い印象でした。





↑水場につける側の吸い口はこんな感じ。

使用法は、水場に画像部をつけて吸い上げるだけと単純明快。
ここと口をつける側にフィルターがあり、水をろ過しているそうです。


残念ながら中の構造は分解してみないとわからないようで
今回は断念しました(T▽T)


ここで実際に試してみようということで
はじめに、水道水で試してみました。


結果は、無味無臭の水に!
(しかし丸山君はどうも気に入らないようでした)


しかし、


水がなかなかでてこなく2,3回強く吸うことでやっと口に届く

吸った水がライフストロー内部に溜まる(吹き出すことで出てくる)

Seychelleと比べたら少し塩素っぽさが残っている


といった気になる点もありました。


そこで次は、水道水に学内のグラウンドの土を混ぜて
泥水をつくってみました。


↓それがこちら





正直見た目からは飲みたくありません。

Seychelleで浄化された水を見ていたため、まだよかったのですが、
吸った時に出てくる水が見えない怖さを実感しました。


そんな中、木村さんが
1番手で実際にこの水を飲んでみてくれました。










結果は、普通に飲めるとのこと Σ(゚Д゚;
その後、黒川先生、自分、丸山君と試してみましたが
水道水を飲んでみた時と同じような感触でした。



ちなみに、↓ライフストローを通してろ過した水が左、原水が右





これには正直驚きでした。
これほどまで黒く濁った水が、透明な水にろ過されていました。


Seychelleとライフストローを試してみた結果は
ざっくりとですが、以上です。
ここから自分たちの研究に生かしていきたいと思います。


2011年11月5日土曜日

本日、早朝着でバンコックから戻りました。
そしてそのまま東京で、

まずは Tokyo Designers Week 2011






その後、慶応大学でPAPAIOS の第22回大会。



宍戸駿太郎・川上彰・黒川基裕(2011)「東日本大震災の計量経済分析:DEMIOSによるシミュレーション」



を報告させていただきました。

2011年11月4日金曜日

asokに新しくできた、ショッピングモール、
terminal 21です。

「空港から、各都市として位置づけられたフロアへ旅立っていく」
というコンセプトがとても素晴らしいと思いました。

一見、だれでも考えられそうですが、形にしてみるとやはり面白い。






「空港から旅立っていく」とは、こういうことです。






だれが見ても、ここはTokyoフロア






San Franciscoには、橋がかかっています。






結局おしゃれなParisフロア。






各フロアに割り当てられた店舗に脈絡がないところが荒っぽいのですが、
そこは現実的になられたのでしょう。
Parisのフロアをフランスのブランドでまとめたりするのはしんどいし、
レストランを各階に分散させるのもコストがかかります。


さて、研究上の課題は、このプロジェクトに参画したのはだれかということ。
オーナーはわかっていますが、コンセプトメイクは外資系か、
タイ系か、最近存在を知ったあのクリエイティブ集団か。
タイ人が手掛けたとして、それは留学組か国内組なのか。
調査していきます。



内部連絡ですが、木曜日には08生の内山とここで会食しました。
就職して2年目で、いろんなことを考えているのはさすがだと思いました。


自分のチャネルで入ってこない話を持ってきてくれるようにもなって、
大変心強いです。
傘の話は、ここでも再三indicateしてきましたが、
そっちもきているとは知りませんでした。

2011年11月3日木曜日

ANUでPH.Dを修了した友達の塚本さんが、
シーナカリン・ウィロート大学に就職しました。

Asokでランチができる、素晴らしい立地の大学。
「木タラ」でもおなじみの大学。
こんな、講義棟がオフィスビルのような大学。






この新しい研究室から、いろんなものを発信していってください。



2011年11月1日火曜日

現場にて。
洪水でおなじみのバンコックへ。


北部の現場は深刻で、2mを超える浸水の中、
皆様、できる限りのことに取り組んでおられます。

「ボート」で工場に行って、水中から拾えるものを拾ったり、
市内のオフィスで保険の交渉にとりかかったり、
ぎりぎりまで工場を回していたので、
被害が大きくなったという方もおられました。


一方、バンナー方面は堅調で、回せるだけ回すというか、
代替役も買って出る勢いです。
今回の被災は、30万台位の生産に影響すると思いますが、
景気のトレンドは安定的です。

集積の見直し、海外進出のリスク、という記事を見ますが、
あまりそういう話にはならなそうです。
ヒアリングした中で、
戦略変更に及んでいる企業さんはありませんでした。


おそらく大丈夫であろうミッドタウンの浸水対策は、こんな感じ。






地下鉄はもう少しタイトに、こんな感じ。



2011年10月28日金曜日

再び京都。
根性で日帰りですよ。働いていますよ。






新旧織り交って、若い人や外の人が新しいものを採り込んでくれています。
人を引き付けることができる京都は、体力があるなと思います。

さすがはcreative cityですね。
リノベーションのケースを演習で紹介しましたが、
どれだけ伝わっているでしょうか。






18。



京都を離れて暮らすことができる自分は、恵まれていると思います。
帰るところとして、地元が残されているから。

2011年10月23日日曜日

タイの洪水、
思い出のいっぱい詰まったサムセン通りに水が入ったという報道があり、
その通りのソイに住む日本人の友人に電話。


「川沿いのプラ・アティット、タマサートのタープラチャンキャンパスは
ニーハイあたりまで水没してるけど、うちのあたりはまだ大丈夫」


とのこと。友人はタウンハウスをリノベーションして住んでいるのですが、
1袋50バーツの土のうを買って玄関を軽く防衛しているそうです。

「明日あたり浸水するかもしれないけど、べつに1階はいいわ」と、
まあ、みんなこんな感じです。

また、車は近くの道路の高架部分に路上駐車して守ろうとする人が多く、
そのせいで渋滞がひどくなっているそうです。
穏やかな流れのチャオプラヤがゆっくりと広がっている感じですが、
日本の方は濁流が押し寄せてくるようなイメージしか持てないでしょうか。


昨年のデモのときと同様に、ビビットに反応する企業さんは一時帰国など
対応しているようですが、どうでしょうか。
工場の方を除いて、周囲の仕事仲間はみんな通常業務で、
「これで休めると思うなよ」といった感じです。






もうすぐ浸水するであろう友達の部屋。
古民家から持ってきたアンティークな玄関ドアであるが故に、
気密とかそういうはなしではないので。

カッコよく生きるためには、それなりの覚悟がいるようです。

2011年10月20日木曜日

先日、研究室に遊びに来てくれた06生の小原君が、
駐在の様子を送ってくれました。

どうもありがとう。
既に卒業している仲間にとっても、今後の参考になる情報だと思います。
出不精な在校生にもいい刺激になるかもしれません。




こんにちは。

07年卒業の小原と申します。

以前一度だけ投稿させていただきましたが

その後かなりご無沙汰になっておりました。



現在中国に駐在中なのですが

海外に興味の有る方・無い方も

研究生の皆様に駐在生活がどんなものか

伝わればと思い投稿しております。



文の説明だとつまらないと思いますので

写真等を使って紹介します。



まずは住んでいる位置の紹介です。

中国は河南省鄭州市というところに住んでます。

人口は省内で一億人、市内で1千万人言われております。

人であふれてます。



↓河南省の位置


















↓人であふれている写真

















それとマンションの紹介です。

マンションは4万円程度(内陸の方は安いです)。

会社からの補助の有るので家賃負担は大したことありません。

部屋散らかってます。いい写真がありませんでした。



↓部屋の写真。170㎡、3LDKと広い(゜∀゜)























↓部屋からの眺めも良い。



























次は食べ物の紹介をします。

写真は今日食べたお粥屋さんの料理です。

瓶ビール1本も飲んで一人350円なので安い。



↓写真の料理全部で900元+瓶ビール3144


























今回は以上で終わります。

情報を定期発信できるよう頑張りたいです。

研究室のwebページが中国では見れないため

知りたい情報有りましたら

黒川先生経由でご連絡下さい。