2011年10月28日金曜日

再び京都。
根性で日帰りですよ。働いていますよ。






新旧織り交って、若い人や外の人が新しいものを採り込んでくれています。
人を引き付けることができる京都は、体力があるなと思います。

さすがはcreative cityですね。
リノベーションのケースを演習で紹介しましたが、
どれだけ伝わっているでしょうか。






18。



京都を離れて暮らすことができる自分は、恵まれていると思います。
帰るところとして、地元が残されているから。

2011年10月23日日曜日

タイの洪水、
思い出のいっぱい詰まったサムセン通りに水が入ったという報道があり、
その通りのソイに住む日本人の友人に電話。


「川沿いのプラ・アティット、タマサートのタープラチャンキャンパスは
ニーハイあたりまで水没してるけど、うちのあたりはまだ大丈夫」


とのこと。友人はタウンハウスをリノベーションして住んでいるのですが、
1袋50バーツの土のうを買って玄関を軽く防衛しているそうです。

「明日あたり浸水するかもしれないけど、べつに1階はいいわ」と、
まあ、みんなこんな感じです。

また、車は近くの道路の高架部分に路上駐車して守ろうとする人が多く、
そのせいで渋滞がひどくなっているそうです。
穏やかな流れのチャオプラヤがゆっくりと広がっている感じですが、
日本の方は濁流が押し寄せてくるようなイメージしか持てないでしょうか。


昨年のデモのときと同様に、ビビットに反応する企業さんは一時帰国など
対応しているようですが、どうでしょうか。
工場の方を除いて、周囲の仕事仲間はみんな通常業務で、
「これで休めると思うなよ」といった感じです。






もうすぐ浸水するであろう友達の部屋。
古民家から持ってきたアンティークな玄関ドアであるが故に、
気密とかそういうはなしではないので。

カッコよく生きるためには、それなりの覚悟がいるようです。

2011年10月20日木曜日

先日、研究室に遊びに来てくれた06生の小原君が、
駐在の様子を送ってくれました。

どうもありがとう。
既に卒業している仲間にとっても、今後の参考になる情報だと思います。
出不精な在校生にもいい刺激になるかもしれません。




こんにちは。

07年卒業の小原と申します。

以前一度だけ投稿させていただきましたが

その後かなりご無沙汰になっておりました。



現在中国に駐在中なのですが

海外に興味の有る方・無い方も

研究生の皆様に駐在生活がどんなものか

伝わればと思い投稿しております。



文の説明だとつまらないと思いますので

写真等を使って紹介します。



まずは住んでいる位置の紹介です。

中国は河南省鄭州市というところに住んでます。

人口は省内で一億人、市内で1千万人言われております。

人であふれてます。



↓河南省の位置


















↓人であふれている写真

















それとマンションの紹介です。

マンションは4万円程度(内陸の方は安いです)。

会社からの補助の有るので家賃負担は大したことありません。

部屋散らかってます。いい写真がありませんでした。



↓部屋の写真。170㎡、3LDKと広い(゜∀゜)























↓部屋からの眺めも良い。



























次は食べ物の紹介をします。

写真は今日食べたお粥屋さんの料理です。

瓶ビール1本も飲んで一人350円なので安い。



↓写真の料理全部で900元+瓶ビール3144


























今回は以上で終わります。

情報を定期発信できるよう頑張りたいです。

研究室のwebページが中国では見れないため

知りたい情報有りましたら

黒川先生経由でご連絡下さい。

2011年10月19日水曜日

2011年10月21日金曜日から


「アジア経済論」


の講義は622教室に移動となります。

少し広い教室になったので、みんな着席することができます。
引き続き、頑張って出席してください。

2011年10月18日火曜日

洪水の被害は、思ったより深刻そうです。



今日は、UNIDOのバンコック事務所とスカイプで会議。
今年中に取りまとめたいと思っている案件について、
どうしようかとみんなで悩む。

新規のプロジェクト立ち上げにおいては、
やはり各方面との関係構築が何よりも大切だと思います。
はやく信用してください。PC背負って何回でも説明に行きますよ。


オフィスは、川から100mほど内側に入った
プラスメン通りに面していますが、

「土のうが積んであるだけで、あとはいつも通り」

とのこと。川に面しているFAOやUNICEFも
まだ大丈夫なのではと言っていました。
アユタヤと比較すれば、市内はまだまだのようです。


でも、川に張り出しているインフォーマルな住居などはどうだろうか。



2011年10月12日水曜日

タイ国では、アユタヤ県などの洪水被害が深刻になっています。

アユタヤは、チャオプラヤ川に面する地域で、
バンコックの上流に位置します。
通常、雨季の被害は上流の地域から出てくるので、
今後バンコックへの被害も拡大する可能性があります。

アユタヤには、遺跡だけではなく重要な工業団地も多くあるわけすが、
一昨日には、ついに重要なサイトがあるロジャナ工業団地にも
被害が及んでしまいました。
操業停止はともかく、機材に影響が出なければいいのですが。


チャオプラヤの増水は、
雨季の激しい降雨、
満潮時の海からの逆流、
生活排水の増加、
開発によるバンコック都内の運河の埋め立て、
などの組み合わせによるものだといわれています。


雨季にこんな光景が見られるのは、当たり前の国なのですが、
今年は工業部門への影響もしっかり出てきてしまうことになります。






右が川に浮かんでいるボートのピア、左が川沿いの通路。
乾季には、浮いているピアが4mぐらい下がります。


尚、FAOとUNICEFのオフィスは川に面しており、
写真から300mぐらい進んだところにあります。
UNIDOのオフィスもこのエリアで、
チャオプラヤにつながる運河にも面していますが、
もう少し内陸にあります。

2011年10月3日月曜日

本日より、後期開講となります。
下記の通り、担当科目のシラバスを一部掲載します。
履修の参考にしてください。


前期は、国際経済学と日本語論文指導を担当しましたが、
国際経済学の講義は、

貿易政策の話が「開発経済学」に
貿易自由化・WTO体制の話が「アジア経済論」に

それぞれ連動しています。




開発経済学


世界銀行は、1日に1ドル以下で生活している人々を「貧困層」と定義していますが、現在約13億人もの人がそのクラスに属していると推計されています。世界人口の約20%で構成されている大きな貧困層は、人口問題、エイズの蔓延、環境問題、安全保障問題などの要因になっており、これらの問題は年々深刻化する傾向にあります。平和構築のためにも、また人道的な観点からも、先進国や開発援助機関が積極的に問題解決に取り組み、状況を緩和する事が求められています。
この講義では、途上国特有の経済事情を理解した上で、今日的課題を浮き彫りにし、これまでに蓄積されてきた技術やモデルの中から、開発・貧困問題に対する適当な処方箋を見出していくための議論を進めていきます。


参考図書

高橋 基樹福井清一編(2008『経済開発論-研究と実践のフロンティア』勁草書房

原洋之介(2002)『開発経済論-第2版』岩波書店

朽木昭文山形辰史野上裕生編(2003『テキストブック開発経済学』有斐閣ブックス




アジア経済論


アジア地域は、その経済発展の経路がユニークであることから、近年注目されているフィールドの一つです。他の途上国密集地域と比較して、どのような相違点があるのか、経済発展に伴って伝統部門から脱却することはできたのか、政府は何ができて何ができなかったのか、など関心を持って学ぶことができる論点が多い科目だと思います。また近年、地方の中小企業も含めたアジア地域への進出や取引拡大によって、アジア地域における日本経済の「深化」が進んでいることから、アジアへの理解の促進が不可欠になっています。
 この講義では、注目されるアジアの発展の経緯とその特徴を包括的に議論したうえで、日本、東アジア諸国、東南アジア諸国そして中国・ベトナムの開発経験を検証していきます。


参考図書

大野健一・桜井宏二郎(1997)『東アジアの開発経済学』有斐閣

世界銀行(1994)『東アジアの奇跡-経済成長と政府の役割』東洋経済新報社



その他、

演習2は、卒件の完成に向けて、
演習1は、商品企画提案の完成に向けて、

それぞれ頑張ってください。