2011年11月30日水曜日

新潟にある事業創造大学院大学で、講義させていただきました。
同期の富山さんが働いている大学です。

多分、5年ぶりぐらいの新潟でした。
限りなく雪に近い小雨が、心を洗ってくれます。



「海外経済事情」というシリーズの1コマで「日・タイ経済関係」というタイトル。


タイ国のFDI 政策の変遷と
JTEPA のケースを用いてEPA 交渉の面白いところを話しました。

この話は、クリアランスが取れたら論文にしたいと思います。



それで、おもしろかったですか?









帰りには、聖地巡礼。

2011年11月26日土曜日

名古屋大学にて、
国際開発学会の全国大会でした。


「タイ国の産業デザイン分野における能力測定指標の開発」


を報告させていただきました。
クリエイティブ産業振興に関連する本年度の成果です。
教育や人材育成の専門家の方々からコメントをいただくことができ、
大変多くのヒントをいただきました。

ありがとうございました。

今回作成した指標をもとに、
来年度は実査やコンテストの実施に到達しなければなりません。



最近は、軽い気持ちで年が越せなくなってきました。



2011年11月21日月曜日

BOP プロで水問題に取り組んでいる
B4木村、B3丸山、長田が
リバースエンジニアリングのテスティングリポートを送ってくれたので、
下記のとおり掲載します。

黒川研は、これからも現地・現物でやっていきます。




こんにちは。B3の丸山です。
今回、BOP商品の研究として、
Seychelleとライフストローを、B3の僕と長田君、
B4の木村さん、黒川先生と実際に試してみました。


はじめに、Seychelleが届きましたので
実際に使用してみた感想を報告したいと思います。


こちらがSeychelle
商品名が、サバイバル携帯ボトル浄水器で価格は5000円。






中の浄化フィルターの大きさは8cmほどで
フィルターの原材料にはココナッツ活性炭を使用。
このフィルターが多くの有機物質の濾過の役割を果たしています。




商品の使用イメージは、携帯ボトルの中に水を入れ
容器を握り圧迫させることで浄水を出します。






実際に水道水を入れて商品を使用してみると、


1.想像以上に圧迫に力が必要

2.浄化され最初に出てくる水は透明ではない

3.使い始めには、ボトル内を水道水で洗浄しなければならない


上記が問題点として挙げられました。






左がSeychelle使用後の浄化水
右が普通の水道水





・におい
浄化水の方が無臭

・見た目
どちらも透明

・味
浄化水の方が水道水に含まれる塩素が除去され
マイルドな味だと感じた。


*ちなみに、この後黒川先生に水道水と浄化水の
利き水を行ったのですが、
先生は見事どちらが浄化水か正解されました
(==) やったね!







次に、グラウンドの土と水道水を混ぜた水を
Seychelleで浄化してみました





フィルターには多くの土や砂が付着していました。





どちらも泥水を浄化したものですが、
上記の写真のようにほぼ透明な水に浄化され
Seychelleの浄化能力の高さを目の当たりにしました。





・におい
泥水の泥臭さが除去されていた

・見た目
ほぼ透明で水道水と遜色ない

・味
勇気を出して飲んでみたのですが、
飲用として十分に飲めるレベル






では、次にLife Strawを使用した感想に移ります。

こんにちは。B3の長田です。

先ほどにもあったように、
BOP商品として有名な
ライフストローを実際に使用してみました。
使用した感触など、ざっくりとあげていきます。

↓これが実際の商品!





24cm程度と、思っていたより小さく軽い印象でした。





↑水場につける側の吸い口はこんな感じ。

使用法は、水場に画像部をつけて吸い上げるだけと単純明快。
ここと口をつける側にフィルターがあり、水をろ過しているそうです。


残念ながら中の構造は分解してみないとわからないようで
今回は断念しました(T▽T)


ここで実際に試してみようということで
はじめに、水道水で試してみました。


結果は、無味無臭の水に!
(しかし丸山君はどうも気に入らないようでした)


しかし、


水がなかなかでてこなく2,3回強く吸うことでやっと口に届く

吸った水がライフストロー内部に溜まる(吹き出すことで出てくる)

Seychelleと比べたら少し塩素っぽさが残っている


といった気になる点もありました。


そこで次は、水道水に学内のグラウンドの土を混ぜて
泥水をつくってみました。


↓それがこちら





正直見た目からは飲みたくありません。

Seychelleで浄化された水を見ていたため、まだよかったのですが、
吸った時に出てくる水が見えない怖さを実感しました。


そんな中、木村さんが
1番手で実際にこの水を飲んでみてくれました。










結果は、普通に飲めるとのこと Σ(゚Д゚;
その後、黒川先生、自分、丸山君と試してみましたが
水道水を飲んでみた時と同じような感触でした。



ちなみに、↓ライフストローを通してろ過した水が左、原水が右





これには正直驚きでした。
これほどまで黒く濁った水が、透明な水にろ過されていました。


Seychelleとライフストローを試してみた結果は
ざっくりとですが、以上です。
ここから自分たちの研究に生かしていきたいと思います。


2011年11月5日土曜日

本日、早朝着でバンコックから戻りました。
そしてそのまま東京で、

まずは Tokyo Designers Week 2011






その後、慶応大学でPAPAIOS の第22回大会。



宍戸駿太郎・川上彰・黒川基裕(2011)「東日本大震災の計量経済分析:DEMIOSによるシミュレーション」



を報告させていただきました。

2011年11月4日金曜日

asokに新しくできた、ショッピングモール、
terminal 21です。

「空港から、各都市として位置づけられたフロアへ旅立っていく」
というコンセプトがとても素晴らしいと思いました。

一見、だれでも考えられそうですが、形にしてみるとやはり面白い。






「空港から旅立っていく」とは、こういうことです。






だれが見ても、ここはTokyoフロア






San Franciscoには、橋がかかっています。






結局おしゃれなParisフロア。






各フロアに割り当てられた店舗に脈絡がないところが荒っぽいのですが、
そこは現実的になられたのでしょう。
Parisのフロアをフランスのブランドでまとめたりするのはしんどいし、
レストランを各階に分散させるのもコストがかかります。


さて、研究上の課題は、このプロジェクトに参画したのはだれかということ。
オーナーはわかっていますが、コンセプトメイクは外資系か、
タイ系か、最近存在を知ったあのクリエイティブ集団か。
タイ人が手掛けたとして、それは留学組か国内組なのか。
調査していきます。



内部連絡ですが、木曜日には08生の内山とここで会食しました。
就職して2年目で、いろんなことを考えているのはさすがだと思いました。


自分のチャネルで入ってこない話を持ってきてくれるようにもなって、
大変心強いです。
傘の話は、ここでも再三indicateしてきましたが、
そっちもきているとは知りませんでした。

2011年11月3日木曜日

ANUでPH.Dを修了した友達の塚本さんが、
シーナカリン・ウィロート大学に就職しました。

Asokでランチができる、素晴らしい立地の大学。
「木タラ」でもおなじみの大学。
こんな、講義棟がオフィスビルのような大学。






この新しい研究室から、いろんなものを発信していってください。



2011年11月1日火曜日

現場にて。
洪水でおなじみのバンコックへ。


北部の現場は深刻で、2mを超える浸水の中、
皆様、できる限りのことに取り組んでおられます。

「ボート」で工場に行って、水中から拾えるものを拾ったり、
市内のオフィスで保険の交渉にとりかかったり、
ぎりぎりまで工場を回していたので、
被害が大きくなったという方もおられました。


一方、バンナー方面は堅調で、回せるだけ回すというか、
代替役も買って出る勢いです。
今回の被災は、30万台位の生産に影響すると思いますが、
景気のトレンドは安定的です。

集積の見直し、海外進出のリスク、という記事を見ますが、
あまりそういう話にはならなそうです。
ヒアリングした中で、
戦略変更に及んでいる企業さんはありませんでした。


おそらく大丈夫であろうミッドタウンの浸水対策は、こんな感じ。






地下鉄はもう少しタイトに、こんな感じ。