お勉強のほうも進んでいるようでなによりです。
お忙しい中、ありがとうございます。
在学生の参考になっていると思います。
引き続き、丁寧な引用を心がけながら頑張ってください。
バンコックからこんにちは。
黒川研究室OBの村上です。
日本はそろそろ梅雨の時期でしょうか。タイでも連日、雨模様です。
バンコックでのインターンも半分が過ぎ、試行錯誤しながらも何とかやっています。
タイ人のあだ名について。
友達の間や、会社の中でも、タイ人は互いをあだ名で呼んでいます。
日本人のように名前に関するものもあれば、Tookta(人形)やNock(小鳥)など、意味をもつものがあります。中には、‘牛’や‘デブ’、など、半分悪口なんじゃないかと思うようなあだ名で普通によばれています。あだ名は初めは親に付けられるそうですが、高校や大学進学など節目に自身で変えたりするそうです。なので、今はみんなにオンと呼ばれている人が、中学の友達にはブリトニーと呼ばれているなど、過ごした時代によってあだ名が変わる人もいます。
ランチタイム
お昼になるとOL向けの市場が開かれます。服や化粧品、鞄、靴・・・。いろいろ売っています。カットソーが1枚100B(約290円)~やワンピースでも300B(約900円)~ととても安くてかわいいものが手に入ります!ただ、お昼しかやっていないので買い物する時間があまりないです。
女性の労働環境
タイでは女性が働くことに対して特に抵抗がないそうです。アユタヤ王朝の際、男性が王朝へ奉仕している間、家を女性が守らねばならなかったためです。また、工業化以前の農村部では女性は家族に対する無償奉仕ばかりだったので、工場に勤務することで賃金を入手できるようになったので、女性はどんなに安い賃金でも、自身で使えるお金が出来るということに喜んでいるそうです。
また、浅川(2001)によれば、まだまだ男性と女性の労働における管理職の数や賃金における差はあるそうですが、体感的には、会社や街の中を見渡しても女性の労働者が多いように感じます。
加えて、育児の面でも、安価な保育所や親せきが子供の面倒を見てくれるなど、出産が女性の労働を阻害する要因にはならないようです。育児休暇も法律で90日間取れるそうです。なので、日本の女性の労働者数のグラフが、出産や結婚で退職する人が一定数おり、M字型の曲線になるのに対し、タイでは一応台形の形の曲線になっています。また、タイの農村部では末娘が家の財産を継ぐという文化があり、家庭内での女性の地位が高いということも、女性の労働に影響を与えているのではないでしょうか。
個人的に、タイにいると「女性だから・・」といった制約が少ないように感じます。日本の女性のみなさんはタイで活躍することを考えてもいいのではないかなあと思います。
世界で4番目の夜景
参考文献
浅川美和子(2001)「タイ国における女性労働者の地位と役割及び社会政策の発展」『立命館国際関係論集』創刊号:99-126