2012年6月25日月曜日


こんにちは。タイのバンコックから発信させていただいております。

OBの村上です。タイ滞在も残り20日を切りました。

約2カ月過ごして、タイは日本人にとっては比較的暮らしやすい国だと思いました。食事や環境もそうですが、日本のものがたくさん入ってきていますし、親切で優しい人も多いです。辛い時や落ち込んでいるときに、タイ人の優しさに何度も助けられました。

 

 

²  会社設立セミナー見学

 上司の方2名が、日本企業向けのタイでの会社設立、税務登記セミナーの講師を務めることになり、私も資料づくりのお手伝いをさせていただきました。お手伝いさせていただいたということで、セミナーを見学させていただきました。銀行主催のセミナーで、タイへの進出を考えていらっしゃる製造業の方8名がセミナーにいらしていました。1部ではJETROの方がタイ進出への大まかな概要のセミナーを行いました。

 

 

会場はキレイなホテル!

 




ブレイクタイム用のお部屋

 


 

セミナー中

 


 

セミナーの資料

Wordとパワーポイントの資料が今回、お手伝いさせていただいた資料です。

 
 
 
おまけ

セミナー後にホテルの日本料理屋でランチをごちそうしていただきました!

 


 

 
500バーツ(約1500円)くらいだったような・・・・

 

 

バンコクの日本料理屋は店員さんがなぜかメイド服を着ていることが多いのですが、ここはきちんと着物でした!

 
 
 
 
ごちそうさまでした・・・・。


 

 

²  タイでの第二言語・・・

タイでは日本語が出来るととても有利!就職する際に、日本語が出来るだけで最初の設定給料が高くなります。

タイ語だけしか話せない人に比べて、お給料は

タイ語+英語=プラス5000バーツ

タイ語+日本語=プラス20000~30000バーツ

圧倒的ですね・・・・。

 インターンさせていただいている会社も含めて、最近、よく耳にするのが「泰日工業大学」です。2007年設立で、「日本型ものづくり大学」を目指しているそうです。1期生は現在の社会人2年生で、まだまだ新しい大学です。卒業生の中には卒業してすぐに日本で働いている人もいます。

会社にもここの学生がインターンに来ていました。日系の他の企業にもインターンにいっているそうです。チュラロンコーン大やタマサート大などタイのトップクラスの大学の学生よりも、中の上の大学出身の方が日系企業としては使いやすいそうです。この泰日工業大は日本の大学出身の教授陣が教えており、日本語を話せる技術者の育成を目指しているため、日系企業に人気の高い大学なのではないかと思います。

タイでの日本のものづくりをサポートする大きな力になるのではないでしょうか。

 

泰日工業大学:http://www.tni.ac.th/web/jp/

 

インターンさせていただいている企業に研修に来ていた泰日工業大のインターンのBrightくん。日本語を勉強中です。

 


 

 

²  タイのカラオケ

タイでカラオケというとキャバクラのようなところを指してしまったりするのですが・・・

日本のようなカラオケもあります!

ここは「wood ball」というカラオケ!23階が大部屋になっていて、1階ではDJが来たり・・・。日本のカラオケと同じように歌えます!飲み放題付きで500B!安い!!

 


 

 これはインターンさせていただいている会社の同業他社(会計やコンサルなど・・)の人との飲み会の2次会。何度か飲みに連れていっていただいていて、二次会か三次会はだいたいこのwood ballへ!

 

タイには日本と同じような個室のビックエコーなどもあるのでカラオケには困らないですね!

 

²  歓送迎会

インターン先の富永社長にポロという会員制のスポーツクラブのようなところに食事に連れて行っていただきました。外には高級車が並び、ハイソなタイ人が乗馬やテニス、ウォーキング、バドミントンなど多くのスポーツを楽しんでいました。ここは、車でないと行きづらい場所で周囲にはタイ人のローカルな住宅地があります。


 

 
遠くに見えるビルは国家公務員の住宅。コントラストがすごいですね。

 
馬!



 

会社の方と。





2012年6月21日木曜日


前橋育英高校で、

出前講義を担当させていただきました。

 

 

今回は「経済学」枠ということで

話さなければならなかったので、

眠たくならないようにするために苦労しました。

 

マクロモデルを動かしてシミュレーションしてみたり、

最近の経済政策を解釈してみたり、

そもそもなんで経済学があるのかを紹介したり。

 

 

入れ替え式で、同じ講義を2回繰り返したのですが、

そのシステムがとても苦手です。

 

どうしても違う話をしたくなります。

 

2012年6月14日木曜日


現場にて。

 

お昼にインターンで在タイ中の

村上と会いました。

なんとか、40分ぐらいは確保できました。

 

どうしても

直接会って話さなければならないことなどがあり。

 

今日の夜便で帰ります。

 

2012年6月13日水曜日


現場にて。

民主記念塔前のなじみの店。

 

お昼をかけての時間が取れて、

久しぶりにThammasatKriengkraiさんと

ゆっくり話ができました。

 

長く話すと、いろいろアイディアが出てきます。

昔は、議論する時間がいくらでもあったのに。

最近は、お互いに必要最小限の時間しかとれません。

 

隣では、出張中のミャンマー軍関係者が会食。

今年はいよいよといった感じのミャンマーですね。

 



 
夜は、バンコック甲南会に出席できました。

川崎汽船の村上さんが御帰任です。

 
5年間の御駐在だったとのこと、お疲れ様でした。

 

2012年6月8日金曜日


インターン中の村上から、下記のメッセージをもらいました。

掲載します。





 Sawadees ka!


バンコクでインターンをやらせていただいております。OBの村上です。

 朝の風景

 BTS(スカイトレインの駅)。




朝の8時、夕方の6時の2回、国歌が流れます。国歌が流れると、静止しなければならないので、朝のラッシュアワーにもSTOP.! 日本だったら反発がありそうですね。

駅から会社までの道路。

 朝食の屋台が並んでいます。サンドイッチ、おかゆ、麺、フルーツ、コーヒー・・・・など。

 私は朝はだいたい、いつも同じ店で同じ注文をするので、先に店員さんに注文を言われたり、店の前に立っただけで、作ってくれるようになりました。






Made in Japan??

 「オニツカタイガー」という靴のブランドを知っていますか?

 日本製で高価なのにタイではとても人気があるそうです。私は初めに名前を聞いた時に、怪しいなあと思ったんですが、実際にありました!

 「オニツカタイガー」とは1949年に鬼塚商会がバスケットシューズの製造販売からスタートさせた企業だそうです。現在は「株式会社アシックス」に社名を変更しています。映画「KILL BILL」の主人公が履いて人気になったそうです。


 他にも日本製の「ミニスカ」というブランドが人気だそうですが、確認できませんでした。



工場見学

先日、会社の方にチョンブリ県のアマナコン工業団地にある機械製造工場に連れて行っていただきました。


アマナコン工業団地の特徴。

BOI第2ゾーン(法人所得税5年間免税、輸出向け製品に関わる輸入関税の免税1年、等)

電気・水道・排水・通信等工場を稼動するのに必要十分なインフラが整備されている。

工業団地周辺に11か所の排水システムを設置(水量の対応能力は1億立方メートル)

1つの町として機能(生活する施設が完備)

7割が日系企業・製造業

自動車部品関連企業が多い
工業団地から一時間圏内に自動車メーカーが集積している


以上のようにアマタナコン工業団地は企業としてだけでなく、生活の場としての機能も設備された工業団地です。

 工場では、ラインの見学をさせていただいたのですが、以前、ゼミの時に先生に見せていただいたものととても近いものでした。帽子の色で役職分けをしたり、製品の不良品率をグラフにしたりしていました。


日本とは異なり、日本ではあらかじめ個数を決めてから部品を製造するのに対し、タイでは製造できるだけ作るとのことでした。また、もしも、ラインを全て日本人にした場合、人数は5人減りますが、人件費は社会保険などを含めた場合、タイ人:日本人=1:8くらいになるのではないかとのことでした。


 リーダーは男性のみでラインは男性女性の両方が働いていたのですが、社長はラインを全て女性にしたいと思っているとのことでした。まだ、設立して1年の工場なので試用期間中の社員の方が多くいらっしゃいました。また、10年以上日本に滞在していた方など日本語に堪能な方が数名いらっしゃって、その人達助けがとても大きいとおっしゃっていました。


設立してまだ日が浅い工場ですが、とてもうまくいっているそうです。


「KAIZEN」






Thai suksa(タイバンコク研究会)

 京都大学アジアアフリカ研究のバンコク事務所で行われたタイバンコク研究会に行ってきました。





発表はベトナムの農村研究と1920年代のバンコクの公共事業に関するものでした。参加者は14名で、企業に勤めておられる方、タイの大学に通っている方など、さまざまな方がいらしていました。

ベトナム農村研究は考古学、農学、女性学・・など様々な観点から約20年間村を研究しているそうです。

 ここでは地方にできた工場が地域の農村社会とうまく融合しており、東南アジアの80%を占める農民が市場経済と関わるとてもよいモデルになるとのことでした。





また、バンコクの公共事業に関する論文では、タイならではのハードルがあるため、自分の考えをそのまま発表できないというのがあり、研究の難しさを感じました。


 なかなか、タイにいるとこういったアカデミックな環境に触れる機会があまりないのでとても面白い経験でした。