2010年9月17日金曜日

下記の通り、M1の佐藤が現場での報告を送ってくれたので、
掲載します。





M1の佐藤です。2010年8月末から約2週間、調査のためタイ国に行って参りました。短い文章となりますが、その一部を報告します。


9月1日

黒川先生に紹介して頂き、内務省に入っておられるJICA専門家の平山さんの現場を訪問。国際機関で求められる人材や、ブータンについて、GNHに対する平山さんの見解など勉強になるお話ばかりでした。ビジネスマナーやコミュニケーション能力の重要性など、実際に例を挙げて「現場」で求められる能力を丁寧にご説明頂き、現段階の自分を反省しつつも進路に向けて非常な励みとなりました。平山さん、ありがとうございました。


9月4日

08年生の内山さんとお昼をご一緒した後、チャトゥチャック・マーケットに連れて行って頂きました。「タイ人と働く」ということがどのようなことなのかお話をして頂いたり、思い出話に花が咲いたり、非常に楽しい一日でした。内山さん、ありがとうございました。更なるご活躍をお祈りしております。


9月6日

タマサート大学で、黒川先生、ピーラ先生、クレンクライ先生にM論の研究計画の報告。今回の訪タイでの目玉とも言える行事。拙い英語力での発表となりましたが、黒川研で培ってきたppt.の技術を駆使し、どうにか無事発表を終わらせることができました。先生方からは様々なアドバイスを頂戴することができ、自分の研究にとって誠に有意義な一日となりました。


9月8日

黒川先生の工場視察に同行させて頂きました。X社(仮名)というタイ系自動車部品メーカーのグループの一つである、XA社(仮名)の工場です。工場の製造現場から新人教育の研修施設まで多くの所を案内して頂き、とても勉強になりました。また、日本人の技術者としてX社にいらっしゃるYさんにお話を伺うことができました。日本で論文を読んでいるだけでは分からなかったことが非常に多く、自分の研究の方向性を考える上で大変勉強になりました。


後輩の皆さんへ

是非、学生の時に一度は海外へ出かけるべきだと思います。道に迷って憔悴しながら歩いたり、ドキドキしながら1人でレストランに入ったり、ただ海外へ出かけるだけでも勉強になると思います。そしてそれに備えて、日頃から英語を勉強しておくべきです。英語力の有無で、楽しんだり、勉強できたりする度合いが大きく変わりますよ。トゥクトゥク(タイの三輪タクシー)のドライバーでも、「お兄ちゃん、良い店あるよ~」って流暢な英語で話しかけてくる人と、英語が話せないからここには書けないようなスラングを叫んでくる人とで生き方が大きく変わることは想像に難くないですね。授業、部活など大変だと思いますが、このことを頭の隅に留めておいて頂けると幸いです。